夢のあとで

気に入りました。Simplemente me ha gustado.

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音楽の醍醐味

パフォームしてる本人達が楽しんでるのが伝わって来る。

ウィーンのオペラ座に『白鳥の湖』を見に行ったのは2003年の夏だった。
音楽の本場ウィーンなので、バレエよりオペラ(確か一日違いで『カルメン』をやっていた)を見た方がいいのかとも思ったけれど、子供の頃の憧れから『白鳥の湖』を選んだ。
当時始まったばかりのインターネット予約で取れた席は、オーケストラ・ボックスが目の前に見える、でも左端の方の席だった。

序曲が始まった時、思いがけず熱いものがこみあげて来た。
色々な事を経て、ここまで来たのだという感慨が、2時間を超える上演中に何度も押し寄せて来て、抑える事が難しかった。

今考えてみると子供の頃から、バレエをテレビその他で見る事よりも、音楽をレコード等で聞いた回数の方が断然多かったのだから、その序曲が流れ始めた時の感動は当然だったのかもしれない。
オケ・ボックスに近い席が取れたのも、何かの縁?
舞台上のバレエやダンサー達よりも、オケ・ボックスや演奏者達の印象の方が断然強く残っている。
ダンサーの顔は殆ど覚えてないのに、オケの団員達の顔が浮かんでくるのだから。

書いてる内に思い出したけど、唯一の女性奏者であるハープの出だしが合わず?暫くひとりで弾き続けてたような…
予約の時に見たウィーン・オペラ座の演目は、ひとつのものを一定期間続けて上演するというのではなく、有名なオペラやバレエを日替わりでやるようなプログラム構成だった。
有名なバレエで、ウィーン・オペラ座のオケの団員ともなれば何度も弾いてるような曲だろうから、日替わりメニューの度に前以て合わせたりするような事はなかったのかもしれない。
それにハープのある交響曲って多分少ないから、女性奏者はレギュラー団員ではなかったとか?
又大きな管楽器の奏者が途中で一度あれ?というような音を出したので、見ると目が合ってしまって、やはり今のは音を出し損なったんだと分かった。

でも何よりも一番記憶に残っているのは、終盤のクライマックスで、あの余りにも有名なメイン・テーマが長調に変わるところで、後方に4人か5人居たベース奏者達が、いかにも楽しそうに顔を見合わせ、笑いながら演奏していた事だ。
曲の醍醐味を満喫しながら弾いているのが伝わって来た。

日本のオケもあんなに楽しそうに弾くのだろうか?
若い頃に唯一度見に行ったクラシックのコンサートは、途中で拍手してはいけないとか、咳ひとつ出来ないような緊張した雰囲気で、そうなると却って咳が出そうになって困ったような記憶しかない。演目も何も覚えておりませぬ…

でも本来音楽とは、それを作るのも演奏するのも、そして聴くのも、陶酔するような心地良さを感じるもの、それが音楽の醍醐味じゃないだろうか?
たとえ短調の悲しい曲でも、作曲したり音を作って行くプロセスに苦しいものがあったとしても、音楽の醍醐味は、それを作り、演奏し、聴く人達に、その醍醐味を堪能する喜びを与えてくれるような、そういう音楽…

うまく言えませんが、曲のどこかに、あ、ここ、これなんだよねという盛り上がりがあるのって、いいじゃないですか?

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どこが違う?

今更ですが、クラシックをジャズ演奏するというような試みは非常に多い。

うがった見方をすれば、今何かの楽器を演奏する人、そしてそこそこ上手に弾ける人というのは、多分かつて無かったくらい数が多くて、ただ上手に弾けるだけでは五十歩百歩で終わってしまう、ただ上手に弾くだけではなく、そこに何かプラスしなくてはいけない、それが例えばデュオやグループを形成する事であったり、曲芸的な弾き方やコミカルな要素を入れてみたり、街頭で演奏してみたり…というような試みのひとつに、クラシックの名曲をジャズ風にというのもある気がする。

クラシックの演奏家がジャズやロック、ポップスを弾いたり、そういう異ジャンルのミュージシャンと共演したりというのも多いですが。

ついでに言うと、クラシックに限らず、同じ曲の演奏、やたらと多いです。
世に残る名曲、皆を感動させる名曲って、結局同じところに辿り着く?
まあそう頻繁に名曲ばかり生まれたら逆におかしいから、当たり前かもしれないけど。

で色んな試みを聴いてると、最初は「これちょっといいかも?」と思っても、暫くすると色褪せるというか、五十歩百歩に聞こえて来てしまうのも多いのですね。

前のブログで書いたキケロ、そんな中で少し違って聞こえたピアニストでしたが、最後にオスカー・ピーターソンが出て来たら、そっちの方がさらに違って聞こえた。
勿論個人の好みで、キケロの方が好きという人もいるでしょうが。

そういう超個人的好みで、五十歩百歩ではない何かを感じた演奏ふたつ。
どちらも名曲で、沢山の演奏家によって、実に沢山のビデオがアップされてますが…それらとどこが違う? と聞かれても答えられない、何かが違って聞こえるとしか言えないんですけどね。

ちなみに同じミュージシャンによる他のクラシック音楽の演奏もあったけど、その中でもそれぞれこのビデオ=演奏が良かった(違って聞こえた)という事です。超個人的ですが…
どちらも音だけで、演奏してる姿が見られないのは残念。

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